少年に憑依した祖母

40代の女性が中学2年の男子が登校拒否をしてしまい、霊的なことが原因しているのではないかと尋ねてきました。相談の理由は突然学校に行くのを渋り出し、理由を本人に聞いても人に会いたくないから行かないと言うだけなのです。息子さんは学校の成績も上位の方で、生徒会の役員をしたり回りの生徒からも慕われ、先生や友達に聞いても登校拒否をする理由が思い当たらないそうなのです。

登校拒否をするようになってからは、家族と一緒に食事もしなくなり昼間は部屋で寝いるのですが、夜になるとコンビニに買い物に出かけ、買ってきたスナック菓子や弁当を一人で食べるような生活になってしまったのです。寝ている時朝方になると大きな声でうなされるのですが、本人は声を出しているのに気が付いていないのです。

学校へ行かなくなって半年もすると、外に買い物に出かけなくなり、母親に死ぬと何処へ行くの、死にたいと何度も言うようになったのです。時々、部屋へ息子さんのようすを見に行くと、ベッドの上で死者が胸の辺りで手を組むように合唱して寝ているのです。

私のところを尋ねてくる頃は食事もあまり食べなくなり、痩せて来たので心配になって病院にも連れて行ったのですが、何処にも異常が見つからず母親が心配になり尋ねてきました。

少年の生年月日と名前に霊視すると、笑顔の白髪のお婆さんと子供が、手を繋いで楽しそうに歩いているのが観えるのです。相談に来た母親に観えたことを話すと、1年半くらい前に亡くなった母方の祖母が憑いていました。
祖母は少年の家の近くに住んでいたのですが、小さい頃から可愛がられていたそうです。

このような相談は時々あるのですが、お婆さんのやさしい思いを一心に受けていたりすると、生霊として向けられていたお婆さんの念が感じられなくなり心が空虚になり、お婆さんの霊体が、肉体から抜け出る時の状態【死】を、自らの身体に作ろうとする事があるのです。このような現象は、昔から死者が連れに来たと言われています。誰かが亡くなり後を追うように次々と死人が続く場合も似たような現象です。相談者の少年のように、憑依現象がおきている場合、お婆さんの霊体を切り離さなければ、最悪の場合死に至ることもあります。

死者は、49日間住んでいた軒先に居ると言われますが、実際の体験では、死んですぐに家を去る人もいますし、49日間以上留まる人もいます。長い人は1年6ケ月くらい留まっている人もいました。

愛する人が亡くなって家にいる場合、家族や周囲の人達は死んだことが信じられず、反対に喜びに近い高揚した思いをもつ人もいます。生前、家族や周囲の人達の幸せを祈る愛情深い人が住んでいた家を離れる【霊界へ旅立つ】と、残された人達は心の底からなんとも言えない、冷たい空しさと切なく苦しみの入り混じった思いが湧くものです。

反対に、何時も周囲の人達を妬み嫉みの思いで見ている人が亡くなると、急に周囲の人達の運が好転する人もいました。


少年の相談に似た現象は夫婦がお互いを信頼し愛情の有る生き方をすると、夫婦の一人が亡くなると、残された人も後を追うように亡くなることがあります。
【おまえ100まで、私99までと】言う諺があります。今は100歳の人は、数多くいますが、諺のできた頃は稀な長生きの人として話題になったことでしょう。

女性が100歳まで生き男性が99歳まで生きるのが長寿で理想の死の意味と捉えられがちですが、夫婦の関係で相手に愛情の思いを向け、念が同化すると自然治癒力が増して病気がおきにい健康体になり、心に幸せな感情が湧いて長寿を得られます。

心のメカニズムを知らないで、お互いが恨みのキャッチボールをして憎しみを増大させ、苦しみの中に過ごしている夫婦もいます。そのような人達は、結婚したパートナーが亡くなると残された人は元気になり、活き活きして若返る人もいます。

例外として、物に強い執着心を持つ人の中に長生きをする人もいますが、苦痛の中の生です。

誤解があると困りますので説明しておきますが、夫婦のいずれかが亡くなっても、健康で長寿を得る人の例外があります。信仰の道に入っていたり神仏へ深く帰依している人は、神仏を心の拠り所にするため、天寿を全うする人もいます。