不倫を繰り返す男性

K子さんは離婚した男性との因縁、再婚相手の相性鑑定の依頼で尋ねてきました。離婚した男性Aさん34歳は、大学を卒業して商事会社に勤務したのですが、会社の上司や同僚との関係がうまくゆかず、2年ほど勤めて退職しました。

2度目に勤めた職場は、食品の製造をしている会社で、性格にも合っていたせいか、上司からも信頼され、中間管理職を任せられるようになりました。Aさんが勤めた会社の社長は、仲人を趣味にしているような人で、職場に御客として出入りしている人が、取引先ホテルの後継ぎの女性の両親から、婿さんとして良い人がいたら紹介して欲しいと頼まれていたのです。それで、Aさんに見合いをしてみないかと会社の上司を通して話しがあったのです。

始めは乗り気ではなかったのですが、Aさんの上司の勧めでもあるので、断るわけにも行かず、見合いをする事になったのです。見合いをした時は、女性も婿さんに来てくれるのであれば、男性にはあまり自分の希望を持たない思いだったので、見合いでは二人とも、あまり意識すること有りませんでした。

しかし、女性の両親が性格のおとなしそうなAさんを気に入って、ぜひ婿に入ってくれと頼まれたのです。本人は乗り気ではなかったのですが、付き合っていると情も移って、結婚する事になり、結婚後、Aさんは会社に勤めながら、休みの日ホテルのほうへ来る程度でした。

地方のホテルとしては規模が大きいほうで、Aさんの給料のほとんどはゴルフや趣味などに、自分で使うような生活でした。新婚生活は不満もなく過ごしていたのですが、1年くらい過ぎた頃から、帰りが遅くなってきたので、理由を尋ねると仕事が忙しく、残業をしていると言われたそうです。

相談者の女性も、はじめのうちは気にならなかったのですが、会社の帰りが頻繁に遅くなり、時には朝方帰る事もあるので、勤め先の方へ電話を掛けて聞いたのです。残業と言って遅かった日は、いつも定時に退社していたのです。女性は両親に、夫、Aさんが遅く帰ってくることを話すと、男性には仕事の付き合いがあるので、遅くなる事もあると言われ我慢していたのです。

それから数か月もたった頃、ホテル従業員の若い女性と、夫、Aさんが、不倫をしていると噂されるようになって、従業員の女性を問いただしたところ、Aさんとの関係を認めたのです。今後同じような事をしないと約束し、ホテル従業員の女性を退職させる事で、元に治まったのですが、半年もしないうちに夫の帰りがふたたび遅くなってきたのです。

女性は不安になり、探偵に素行調査の依頼をしたところ、夫が勤めている会社の部下の女性とも、異性関係を持っていることがわかりました。不倫が表ざたになり、女性の両親は世間体もあるので、離婚することになり、離婚した夫は、勤め先の社長が仲人をした手前もあるので、会社にもいられず、退職してしまいました。

後に、相談者の女性に再婚話しがあり、同じ事の繰り返しをしたくないので、再婚相手の因縁相性を含めて、離婚した元の夫Aさんの因縁を観て欲しいとの相談でした。

別れた男性Aさんの写真を霊視すると、心の中に愛情の感覚、情念の起伏が、まったく感じられないのです。前世の因縁による不幸な出逢いではあるのですが、今世の直接的な問題をおこす原因は、Aさんと母の関係にあったのです。

母親のお腹に子供がいる時、夫婦の関係が愛情のないものであったり、母親の周囲にいる人が頼りにならず、孤独で悩み悲しみの連続するような環境があって、母親が胎内の子に愛情を向けられなかったりすると、母親の心の思い(念)が子供の性質になって、生まれた子供が社会で困難にあった時、無気力で、鬱症状になるタイプと、異性と性的な関係を持つことで、相手から受ける念の助けで心を支えようとして、結婚しても不倫を繰り返すようなタイプの人がいます。周りの人が、その人を見ると、女性に母親の愛情を求めているように見えることもあります。

カウンセリングや心理療法で、問題をおこしている、一つ一つ事柄の解決をしても、根本的な性質を作る胎児の環境までさかのぼり・念質まで踏み込む療法がされなければ、再び悩み、悲しみ、苦しみの問題にであった時、精神的な障害の出る可能性が有ります。

取り上げた不倫の相談例は、問題を起こす一つの形で、すべての原因がそうであると言う意味ではありません。