結婚が破談になる女性



相談の内容は、結婚まじかになると、何らかの障害がおきて破談になってしまうので生霊でも憑いているのではないかと尋ねてきました。年齢は28歳の女性で、デパートの衣料品販売の仕事をしていました。身長は170pくらいあり、顔の彫りが深くモデルでも出来そうな感じの女性でした。

性格は明るく、ハキハキしている感じの良い人で、何故、縁談が壊れるのか見当もつかないような感じです。別れた男性との経過を聞いても、相手の男性が他に女性が出来たり、親や周囲の人に結婚を反対されると言うこともなく、これといった理由が思いあたらないと言うのです。

縁談がまとまると双方の両親が結婚を喜んでくれるのですが、結納を交わした頃から男性があまり話をしなくなり、別れたいと言いだすのです。付き合いをしている時には、新婚旅行は海外に行く話をしたり、産まれた子供の育て方や名前まで二人で話していたので、別れ話になることが信じられないようでした 。このような話は、一度だけでなく前にも同じような事がありましたが、 結婚間近になるときまって男性の方が別れ話をするのです。

学生時代にも、幾人かの男性と付き合いをしたそうですが、その頃を考えると、何時も別れが来るのではないかと強い不安な思いがあったそうです。相談者の女性に霊視すると、中年の男性と女性が言い争う姿が観えるのです。そして、女性が薄暗い部屋に、一人で頭をうなだれて泣いている姿が見えてきます。相談者の女性に観えたことを話すと、両親は、相談者の年齢からすると、年をとってはいるが夫婦仲は良く、親が家庭でトラブルをおこす事は考えられないと言うのです。

その時は、悪い因縁で結ばれて、別れた人の霊が憑いているのでお祓いをして帰しましたが、半年後、相談者の女性が別の相談依頼で尋ねてきました。霊視したことを親に話すと、相談者の女性は両親の実の子どもではないとうちあけられたそうです。 相談者の育ての親と、生みの親とは近くに住んでいたのですが、実の父親はあまり仕事をせず家庭はいつも言い争いをしていました。実の母親も身体が弱く生活は大変だったそうです。相談者の女性が産まれる頃は、実の父親が家に帰らなくなり、母親も病弱で子供を育てられる環境ではなかったので、生みの親に頼まれ養女にしたそうです。産みの親は、相談者の女性が産まれてまもなく病気で亡くなり、結婚した夫に対する後悔の念、産まれてきた子供と別れる無念を残して死んでいました。

生母の結婚に対する後悔の念、夫に対する怨みの念、可愛いわが子との別れの苦しみの念が相談者の女性に憑いて、婚約者の男性を遠避ていたのです憑いている生みの親の残している無念を知らずに結婚をすると、憑いている霊の思いが、相談者の女性の思いに置き換えられて、後に別れるような事がおきたり、男性が家庭に帰らなくなることがあります。この相談者のように結婚が近くなって、別れ話をする男性を見ていると周囲の人達は、男性の方が薄情で悪者に見えるのですが、女性に憑いている生母の無念が行動をさせているのです。

憑かれた霊の作用によって別れると、別れた女性の方も、男性も本人の心ではないので、後で強い未練が残ります。後になって思い返すと、なぜあの時に分かれてしまったのか、自分の感情が思い出せないものです。相談者には、母親の無念を知り、お経をあげて供養してあげるように言いました。

今その女性は、優しい夫にも恵まれ、子供さんが一人いて幸せに暮らしています。